『文化資源学』投稿規定
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1. 文化資源学会会員は、『文化資源学』に論文および研究報告のいずれかを選んで投稿することができる。
2. ここでいう論文とは、客観的な事実、データ、資料に基づき、論理的で説得的な分析を行い、論証を通じて新しい知見を提出しているものを指す。研究報告とは、新出資料の紹介、または、今後の発展が期待できるテーマについて問題を整理し提出しているものなどを指す。
3. 論文は、本文・脚注を合わせて24,000字を上限とする(表紙・図版をのぞく)。研究報告は、本文・脚注を合わせて20,000字を上限とする(表紙・図版をのぞく)。投稿者は、投稿原稿の種別を指定し、本文の最後に概算の文字数を明
記すること。
4. 本誌に投稿する論文および研究報告は、いずれも未公開のものに限る。
5. 投稿にあたっては、文化資源学会が指定するエントリーフォームに必要事項を入力して送信するとともに、エントリーフォーム内のオンライン送付先に原稿(PDFファイル)をデータ送信すること。審査を経て掲載が決定した場合は、原稿のWordファイルと図版・表のデジタルデータを提出する。図版については、印刷用の高画質のデジタルデータを提出する。
6. 原稿は横書きで所定の執筆要綱に従うこととする。
7. 掲載論文、研究報告、特集等の著作権は文化資源学会が有するが、別の場所での公開に関して、以下の場合は学会誌掲載版の利用ができる。
公開場所:個人Webサイト、機関リポジトリ、学位論文での使用、商業出版
公開条件:出典表示を行うこと
共著論文など、著者が複数いる場合、学会誌掲載版の利用については著者間で相互了解を得ること。
また、利用した場合は、事後に学会事務局まで連絡すること。著者が複数いる場合、代表者の方からの連絡のみでよい。
8. 印刷版発行1年後に、インターネット公開に関する著作権処理を施した電子版をJ-Stage上でも公開する。https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/
『文化資源学』執筆要綱
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(1) 体裁
・原稿はA4横書きとし、印字は本文10.5ポイント以上、脚注9ポイント以上、1ページの行数は40行を超えないようにする。
(2) 言語
・投稿原稿の言語は日本語とし、引用をのぞいては新仮名づかいを用いる。
(3) 構成
・エントリーフォームには、原稿種別(論文または研究報告)、タイトル、氏名、所属機関を日本語と英文の両方で記載する。また、メールアドレスも明記すること。
・論文の場合、原稿1頁目冒頭に原稿種別、日本語タイトル、600〜800字程度の日本語要旨、3〜5件のキーワードを記載する。2頁目から本文を開始し、最後に文献表を示す。キーワードは、学術論文データベースの検索項目として適切に機能するものを考えること。
・研究報告の場合、原稿1頁目冒頭に原稿種別と日本語タイトルを示し、400字程度の日本語要旨を記載し、本文を開始する。原稿最後には文献表を示す。
・いずれの種別でも、原稿には氏名はじめ投稿者を特定できる情報(「拙著」や「拙稿」等の語句も含めて)は一切記載しない。
(4) 本文書式
・読点は「、」句点は「。」を用いる。
・数字は引用文の場合の他、算用数字を使う。
・外国人名や外国地名は、よく知られたものの他は、初出の個所にその原語表記を示す。
・西暦以外の年号を示す場合は、1868(明治元)年のように西暦と並べて記す。
本文中の引用文は「」の中に入れる。長い引用文は本文より2字下げて記入する。
(5) 図版・表
・図版や表は本文内にレイアウトせず、本文後の別頁にまとめて添付する。図版や表の総面積は、論文では4ページ、研究報告では3ページを超えないようにする。
・各図版・表には通し番号を振り、キャプションを付ける。図版と表が混合している場合は両方を合わせた通し番号(図表1)(図表2)…とし、図版のみの場合は(図1)(図2)…、表のみの場合は(表1)(表2)…とする。
・論文に使用する図版のキャプションには、「執筆者撮影」等を含め、出典を明記すること。
・投稿時には、図版のデジタルデータは高画質のものである必要はない。掲載決定後には、印刷用に高画質の図版デジタルデータの提出を求める。
・他人が著作権を持つ著作物(図表、写真、絵画等)を引用する場合、掲載が決定した段階で、必要に応じて著者自身が著作権者より、印刷版、電子版それぞれについて引用許可を得ること。著作権者から印刷版のみ許可を与えられた場合、電子版(印刷版公開1年後、J-Stageに掲載)の該当箇所にマスキング処理をする。
(6) 見出し
・本文の見出しは章、節までとし、通し番号1-1、1-2…などと算用数字とハイフンを用いた番号を付ける。各見出しは、番号に加えてタイトルを付すこと。
(7) 註の付け方
・註は本文中の該当箇所に1や(1)などの算用数字を用いた註番号を上付けし、文末に一括して番号順に記載する。
・引用文献名を示す場合、本文中に(佐藤 2005:65)、(Graf 2001)等の形式で示す。引用と文献表の内容を合致させること。
(8) 文献表の書き方
・註とは独立に、論文末尾に文献表を立て、あいうえお順、アルファベット順などに記載する。
・文献表には基本的な書誌情報を明示する:著者名、出版年、論文題名、掲載誌・掲載書籍名(書籍の場合、編者名も)、出版地:出版社、url(最終アクセス日)、など。記載順、句読点、括弧などの様式は各執筆者の自由とする。以下、具体例を示す。
和雑誌論文
佐藤卓己「メディア史的アプローチ─歴史教科書の場合」『マス・コミュニケーション研究』67号、日本マス・コミュニケーション学会、2005年、63-69頁。
和書籍
永山定富『内外博覧会総説』水明書院、1933年。
和共著
中村尚史「近代日本における鉄道と時間意識」橋本毅彦・栗山茂久編著『遅刻の誕生:近代日本における時間意識の形成』三元社、2001年。
翻訳和書籍
P・アリエス(福井憲彦訳)『図説死の文化史』日本エディタースクール出版部、1990年、286頁。
洋雑誌論文
- Katrin Graf, “Les portraits d'auteur de Hildegarde de Bingen. Une étude iconographique”,
Scriptorium 55, 2001, pp. 179-196.
洋書籍
Susan Pearce, On Collecting, London: Routledge, 1995.
洋共著
Richard Handler, “Is ‘identity' a Useful Cross-Cultural Concept?”, in John R. Gillis ed.,
Commemorations: The Politics of National Identity, Princeton: Princeton University Press, 1994.
(9) その他
・以上の執筆要綱に違反した投稿は再提出を求めることがある。著しい違反が認められた場合は、受理しないことがある。
・提出原稿、およびデータファイル等は原則として返却しない。図版等で返却が必要なものがあれば、あらかじめ申し出ること。
本規定・要綱は2024年5月31日に改定されたものです。
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