第77回 遠州空っ風の遠足「城下町浜松と高林家(旧日本民藝美術館)・秋野不矩美術館訪問」
日程
- 2018年12月1日(土)、2日(日)
案内人
- 木下直之(東京大学、静岡県立美術館)、早津和之(静岡県交通基盤部)
解説者
- 土屋和男(常葉大学)、堀内秀哲(建築士)
徳川家康が幼少から17年間居城した浜松城は出世城と呼ばれ、今も地元の人に愛されています。また、浜松の市街地は、空襲と艦砲射撃によりいったんは焦土と化しましたが、城を中心に復興しました。市内にはいくつか登録有形文化財が残っており、文化資源として活用されています。これらの文化資源を見ながら、浜松城周辺を散策します。
2日目は、地元で赤電の名で親しまれる遠州鉄道で、高林家(登録有形文化財)を訪ね、所有者の広中雅子さんからお話を伺います。ここは日本最初の民藝の常設展示場「日本民藝美術館」として昭和6年に開館し2年余で閉館しましたが、当時の雰囲気をそのまま残しています。
その後、天竜二俣に向かい、天竜浜名湖鉄道の転車台、藤森照信設計の秋野不矩美術館を見学します。
行程
12月1日(土)
浜松駅から浜松市街を歩いて
1 木下惠介記念館(旧 浜松銀行協会、登録有形文化財)
2 鴨江アートセンター(旧 浜松警察署)
3 五社神社
4 浜松復興記念館
5 浜松城及び公園内散策
12月2日(日)
赤電(遠州鉄道)の「新浜松」から「自動車学校前」まで乗車
1 高林家(登録有形文化財)
日本最初の常設展示場「日本民藝美術館」が昭和6年に開館
2年余で閉館となったが、今でも当時の雰囲気を伝える空間となっています。所有者の広中さんからお話を伺います。
赤電で終着駅「西鹿島駅」まで
(各自昼食−西鹿島駅または天竜二俣駅周辺)
タクシーで天竜二俣駅に移動
天竜二俣駅午後1時30分集合
午後1時50分から2時35分まで
2 天竜浜名湖鉄道 転車台等見学(登録有形文化財)
昭和15年に建設された機関車転車台は鉄製、直径18mで蒸気機関車の進行方向の転換のために建設されました。
徒歩で移動
3 浜松市立秋野不矩美術館(藤森照信設計)
文化勲章を授けられた天竜二俣出身の女流画家 秋野不矩のための美術館。藤森照信氏を設計者として秋野不矩自ら指名しました。開館20年経った今も観光スポットとなっています。
タクシーで赤電「西鹿島駅」まで行き、「新浜松駅」まで乗車
午後5時30分解散予定