第69回 春騒立つ遠足「福島いわきに明治大正・昭和・平成のエネルギー資源振興・復興の足跡を訪ねる」
日程
- 2017年3月4日(土)―5日(日)
案内人
- 池田雅則(会員、みずほ銀行)
明治以降の日本の近代化から現代に至るまでエネルギー資源については常に日本の課題とされてきました。明治時代西南戦争で筑豊地方からの石炭が途絶えたのを契機に開発された常磐炭田は明治大正、昭和前半にかけて、京浜工業地帯を支えます。
その後、石炭から石油への(温泉)利用で、当時「夢のハワイ」と言われたハワイをテーマとしたリゾート施設に炭鉱閉山の活路を見い出します。ところが2011年福島県沿岸は津波と原子力発電所事故の二重の被害に見舞われてしまいました。
東日本大震災後ちょうど6年経過となる時期に、明治以来1世紀半に及ぶ福島いわきのエネルギーの足跡を訪ねることで、これからのエネルギーとの向き合い方を考える一助となれば幸いです。
行程
3月4日(土)
1.常磐炭田・内郷地区 幕末に最初に石炭発見 12:30〜14:10
2-1.みろく沢炭鉱資料館(個人運営)
2-2.白水阿弥陀堂 〈遠望〉福島県唯一の国宝建造物 駐車場トイレ休憩
2-3.常磐炭礦内郷礦・住吉坑
2.いわき市石炭・化石館 14:30〜16:10
館内・館外見学 1947 昭和天皇戦後行幸・入坑記念碑
<講演1>常磐炭田の歴史
3.スパリゾートハワイアンズ(視察滞在・宿泊先)
<講演2>炭鉱から観光へ 16:40〜17:30
3-1.フラミュージアム 17:30〜17:50
3-2.夕食懇親会 18:30〜20:15
3-3.ポリネシアン・グランドステージ観覧 20:30〜21:30
3月5日(日)
4.富岡町 2017年避難指示区域 一部解除予定
4-1.仏浜(富岡漁港・富岡駅付近)〈車窓〉 10:00
5.楢葉町視察 2015年避難指示区域 解除 10:15〜11:20
5-1.道の駅ならは(双葉警察署臨時庁舎として使用中)トイレ休憩
5-2.Jヴィレッジ(東京電力・原発事故対応拠点利用〜2017/3)〈外周走行〉
5-3.楢葉遠隔技術開発センター 〈路上停車・外観見学〉
福島第一原発廃炉への国の研究開発施設
5-4.楢葉町コンパクトタウン 〈車窓〉
5-5.木戸川漁業協同組合 〈車窓〉
5-6.天神岬 11:30〜12:45
展望台見学(福島洋上風力実証研究事業)・昼食
6.いわき久之浜町視察 13:15〜13:50
6-1.久之浜・大久ふれあい館(防災まちづくり資料室)
6-2.津波被災地区 〈車窓〉
7.いわき薄磯・塩屋崎地区視察 14:20〜15:00
7-1.津波被災地区
≪オプション≫
8.喫茶ブルボン(いわき駅・歩10分) 16:00〜16:50
いわき市平名物喫茶ブルボン(BOURBON)。故 宮崎甲子男氏が92年の生涯にわたって
創作した膨大な彫塑作品群に包まれる空間です。
その圧倒的なパワーを体験してください。
https://ja-jp.facebook.com/cafeBOURBONiwaki/
宮崎氏のお孫さんで、”いわきのアートマネジメントNPO”「Wunder ground
(わんぐら)」(http://iwaki.wangura.net)でも活動される会田勝康氏にご説明を
いただきます。