第68回 鱗雲の遠足 「名橋たちの音を聴く」
日程
- 2016年11月4日(土)
案内人
- 木下直之(東京大学)
解説者
- 鳥越けい子(青山学院大学)、鷲野宏氏(都市楽師プロジェクト主宰)
音楽家
- セステット・ヴォカーレ(声楽アンサンブル)・森有美子(ソプラノ)・福島靖晴(テノール)・辻康介(バリトン)・阿部大輔(バス)
名橋たちの音を聴く」は運河や川に架かる橋と船上から発する音がつくりだす響きをきっかとして、まちを複合的に体感するためのインスタレーションです。
このプログラムでは、移動する船上での音楽聴取という非日常の体験を通じて、普段気にしない都市の音風景(サウンドスケープ)を感じ取る感性を引き出し、そのことをきっかけとして、乗船者個々人による都市の魅力や課題の印象深い再発見を促し、人々のまちへの愛着・まちを感じる感性やまちづくりへの関心の高まりを促すことを目的としています。音・音楽の響きによる都市の鑑賞をより立体的に味わう補助線として、都市の音環境を味わうためにサウンドスケープの第一人者である鳥越けい子博士による解説や企画者などによる船の位置から見えるあるいは由来する都市デザインや都市史の解説もおこないます。
2010年に日本橋川で開催して以来、毎年複数回、様々なアーティストの協力を得ながら開催してきました。7年目となる2016年は、これまで参加された主にヨーロッパ古楽(中世・ルネサンス・バロック音楽)のアーティストに加え、新たなアコースティックな響きも交えながら、より多様な音源で、これまでよりもより多くの方々に、「響きによる都市鑑賞」の機会をつくりだすべく、「船上の音遊び」を開催します。
行程
<場所> 神田川を漂う船の上
http://toshigakushi.com/event_kandagawa.html
<集合> 14:30 和泉橋防災船着場